次世代のためにのこしたいもの
阿蘇の草原 不知火海・有明海の干潟 日本(地域)の食文化 日本人の繊細な気配りこころくばり 美意識 ふるさと
私は25年間、阿蘇で写真家として活動してきました。日本人の思考、生活スタイルが変化していく中で私たちが忘れ捨てていくものが何と多いことか憂うきもちです。私は常にその危機意識をもちながら仕事をやってきました。
写真を撮り始めて22年になります。大学在学中に出会ったロバート・キャパの写真を忘れることができません。私の写真の原点がキャパです。先日、東京日本橋三越デパートで「ロバート・キャパインカラー」を見て、感動を新たにしました。
私の写真事務所は「アースライブラリー」といいます。「地域の図書館」ということで、たくさんの情報をもっているという意味がこめられています。私の写真のスタートはもちろんドキュメンタリーです。だから、現時のとりくみもドキュメントにテーマを求めています。しかし、住んでいる私のふるさと「阿蘇」はもちろんのこと、広く九州を美しく撮影しています。
■写真家としての現在の取り組み
●阿蘇をモノクロで残したい!初心に戻って、というわけでもないけれど、もう一度阿蘇を見つめなおそうと思っています。
■主な写真集
『阿蘇』(時事通信社刊 1992)
『阿蘇南外輪山』(久木野村刊 熊日情報文化センター制作 1993)
『火と神々の棲む山 阿蘇・宇宙』(熊本日日新聞社刊 1997)ほか
『不知火の風、津奈木四季彩』(津奈木町刊、熊日情文センター制作 1998)
『阿蘇遺産』(阿蘇地域振興デザインセンター 2003)
『九州・沖縄の桜』(福岡、海鳥社刊 2006)
『大河の源流 -黄河と長江-』(2009年8月河出書房新社刊 2009)
文:長野 良市 氏 ホームページより抜粋
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- 道の駅 小国ゆうステーション2F 展示場
- お問い合せ
- ASOおぐに観光協会
0967-46-4440